※本構築記事では、HABCDSや個体値、種族値、努力値などの非公式用語を使用しております。よろしくお願いします。
※本構築記事は、半分くらいネタ見せです。が、そういうとこを飛ばして読めば真面目な構築記事ではあるので安心してください。まぁ読めばわかります。
「覆スンドゥブ、チヂミに返らず!」
『あっ……これはあのー…韓国語に翻訳した "覆水盆に返らず" ですね』
どうも、まぐねです。お願いしまーす。
あぁ、レギュレーションEの構築記事ですよね。合ってますよ。
ぇ?さっきの?
あれはただの、私と読者の皆さんが、共通で見ているだけの、ちょっとした、夢です。
私たちは、生まれてから、死ぬまで、夢を見ます。
そして、その夢がつながったもの。それこそが、単三電池です。
単三電池を、7本集めると、代わりに、単二電池が、11本もらえて、単一分、お得です。
そしてその、浮いた、単一分で、アフリカに、学校を建てています。
何ぼーっとしてるんですか。構築出しますよ?
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前者は実際に大会で使ったもの、後者はその後ガチグマのテラスを変えたものです。せっかく変えたので二種類用意してみました。個人的には後者の方がオススメです。
①大会詳細・結果について
今回の大会は青春杯10thです。
僕が運営してる大会でございやす。
毎月第一日曜日に開催してるので、月の始めにでも思い出してやってください。レギュレーション準拠のルールから制限ルール、3人1組のチーム戦まで色々やってます。自分で言うのもなんですが、まぁまぁ景品が豪華です。
※ずましぃっていうポンコツVTuberとの共催です。チャンネル登録してもらえるといつも発狂するのが特徴です。(https://youtube.com/@zumashiii?si=o6Quw4bnha1eUxz2)
で、結果の振り返りなんですが、決勝まではまぁまぁやりたい基本選出(後述)を押し付けて、不安要素だった命中9割の電磁波やスケイルショットも外さずに来ることができました。
決勝では、相手のパーティを見て、「おっこれ…メガネカイリュー行けるな」と閃きました。そしてガン刺さり。テラスを消費させて1.9体持っていきました。
そこで出たのが歯茎です。ウーラオスで相手のHP1のポケモンにアクジェ打てばほぼ勝ちだったのに、勝手に指が連打して水流連打を押してしまいました…ギザ悔しス。
という経緯があるので、プレッシャーに負けた僕は間違いなく準優勝ですが、構築は優勝級のものです。はい。たぶん。
以上、負け犬の遠吠えのコーナーでした。
「♪誰もが顔青ざめてく まさに最低で最悪の連打」
『あっ…これはあのー…"押しミスの子"のオープニングですね。』
②コンセプト
前回の構築記事とそんなに変わらないので、詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
https://magune0301.hatenablog.com/entry/2023/06/18/090000
まぁ要約すると環境初期はサイクルより対面の方が強そうだなってくらいですね。
その上で今回は2つ意識しました。
1つ目に、対面構築なのは保ったまま、展開要素を残すこと。具体的にはハバタクカミ→ガブリアスの流れですね。どちらも対面で使っても十分強い駒ですが、この流れを意識することでより動きやすくなった気がないわけでもないです。
2つ目に、グライオンやアローラキュウコンなどのレギュEからの新規ポケモンで詰まないこと。グライオンは、ウーラオスやガブリアスの連続技、たたりめカミ、ハイボガチグマがいるので、これでダメならもうそのグライオン使うわって感じまではいきました。アローラキュウコン対策は後で出てきます。
赫月ガチグマとレギュD途中参戦のオーガポン(最後にこの構築から抜けた)以外、僕が使いたいと思ったレギュE新規組がいなかったのですが、対策は必須なので考察はしました。
「クッパ城のマグマの温度は1600℃だから、全身を1900℃まで耐熱できる金属で固めていこう」
『あっ…これはあのー… "メタるマリオ" ですね。』
③構築経緯
身代わり剣舞スケショガブリアスが強いのでエースとして採用。それをより安定させるためにブエナ電磁波カミを採用。
→荒らし要因として、襷ウーラオスと岩オーガポンを採用。
→その時気に入っていた鉢巻カイリューとクッションハッサムのコンビも入れたくなる。
→ガブリアスが通らない裏エースとするなら、鉢巻より特殊型の方が通りやすいと思い、これまで時々使っていたメガネカイリューを採用。同時に見た目が物理過多でガブリアスが通りにくいので、オーガポンを、特殊で圧が強く、電磁波カミに強いチョッキ赫月ガチグマに変更。
一見物理だけど実は特殊(今回のカイリュー)を入れるなら、見た目物理4-特殊2(実際は3-3)が無難かなーと思ってる。5-1の実際4-2は逆に警戒される。
「ルールに則ってりゃあ何をしてもいいってわけじゃねえからな。"な"。」
『あっ……これはあのー…"る攻め"を10万回されてキレた人の返し…ですね。』
④個体紹介
最初の3体が基本選出で選出順、それ以外は使用率(体感)順に並んでいます。
ウーラオス(れんげき)
持ち物:きあいのタスキ
特性:ふかしのこぶし
テラスタイプ:水
175-200(252+)-121(4)-*-81-149(252)
水流連打 インファイト
アイススピナー アクアジェット
初手最強の荒らし要員。
目標は、対面勝利か、起点にならずに相手にテラスを切らせること。
基本選出で裏にカミガブがいる場合、相手が初手テラスをしてくれただけで任務完了といえる。その後の択がめちゃくちゃ減るため。
それを見越した上で、意地AS襷+剣舞抜き4ウェポンで荒らすことに特化している。本当に押し切れそうな場合を除き、基本的にテラスは切らない。
といいつつ、相手に対策枠がいないとなんやかんやで1.5体2体持って行ったりもしてる。怖いポケモン。
レギュレーションDにおいて安定感があったことに加え、レギュレーションEで追加されるガチグマやグライオンあたりにもテラスを切らせる能力はあるため採用。サンダーやヤバソチャなんかの対策要員のいないスタンパ相手にはとりあえず初手投げてた気がする。ポケモン対戦の対面構築における「とりあえず初手」要員は精神的に結構大事。
「持たせると、一撃で瀕死になる技を受けてもHPが1残るが、下品なので捕まる。」
『あっ…これは…ひわいのタスキ…ですね。』
ハバタクカミ
持ち物:ブーストエナジー
特性:こだいかっせい
テラスタイプ:草
153(180)-*-107(252)-156(4)-156(4)-180(68+)
ムーンフォース たたりめ
でんじは いたみわけ
展開要員、ついでに上振れ量産機
努力値は、ブエナなしで最速オーガポン抜き抜きまで振り、HB耐久にぶっぱ。ここまでSを振っておけば、一回引いた後のオーガポン対面や、岩石封じを打たれた後にも動くことができ、ついでに今の環境のブエナカミミラーでも仕事しやすい。
草テラスはキノガッサ対策(普通に重い)なんだけど、出てきたことがないから水でいい。でもなんか水にするとその瞬間キノガッサに当たる気がする。対策してるとそのポケモンに当たらない説、あると思います。
技構成はいたみわけと挑発をお好みで。どっちか入れてるともう片方を欲しくなるから正解がない。今は挑発の方が多いのかな。
最低限、対面に電磁波を入れてガブリアスに繋げばいい。はずなんだけど…
このポケモンも、電磁波の上振れ込みで対策してない相手には余裕の3タテをしてしまったりするから怖い。
電磁波をテラスタルで解決してくる相手との読み合いがキツいので、ウーラオスでできるだけテラスを切らせておきたいのはそのため。
前シーズン普通に流行ったカミなのでそんなに語ることもないかな。上手い人だとちゃんと対策してくるのはさすがだなーホゲーって感じためう。
「この道具を消費して、1番高い能力のステータスが上昇したって、しょうがないじゃないか」
『あっ…これはあのー… "ブーストえなりー" ですね。』
ガブリアス
持ち物:いかさまダイス
特性:さめはだ
テラスタイプ:鋼
193(76)-172(172)-116(4)-*-106(4)-169(252+)
スケイルショット じしん
剣の舞 身代わり
展開の最強エース。
努力値は、ミラーまで意識の最速、HPを4n+1で個人的に好きな193まで上げ、BDに4ずつ振りあまりA。
この調整が生きた感はないが、身代わりが半減技を耐えた時に生きていた可能性はある。ただ剣舞しないと火力がほしい場面も多かったので、意地か陽気のASぶっぱでよかった気もする。
身代わりはアイアンヘッドと選択。どっちも欲しい。今回はキョジオーンや状態異常対策として身代わりを選択。裏のポケモンで何をケアする優先度が高いかによる。
前述した電磁波カミのあとで出すことが多いので、身代わり連打で電磁波のお祈り試行回数の増加にも使える。それで勝つのは本筋ではないが、上振れを狙う要素は必要だと思う。
ウーラオス→ハバタクカミ→ガブリアスで、最後ガブが剣舞してなぎ倒すルートが本筋だが、別に対面構築として普通に強くて、ウーラオス×カミだけで勝ちになってる試合もある。
ハバタクカミのとこをアローラキュウコンの壁展開とかにすれば、より展開としては強くなるんだけど、対面としての能力は落ちる。コンセプト通り、対面構築でありながら展開の流れを作る構築は使いやすいしかなり強く感じる。
「気をつけていってくるのよ、ガブリアス。」
『あっ…これはあのー…本当に主人公になったガブリアス…ですね。』
ガチグマ(赫月)
持ち物:とつげきチョッキ
特性:しんがん
テラスタイプ:ノーマル(修正版ではフェアリー)
191(20)-*-141(4)-204(244+)-104(148)-84(92)
ブラッドムーン ハイパーボイス
だいちのちから しんくうは
ここからは裏選出。ウーラオスが投げにくかったり(ゴツメ物理受け)、麻痺が通りそうになかったり(電気・地面タイプなど)、剣舞ガブが刺さってない時(ラッシャとかアマガとか)とかに、それと変えて出す要員。なので単に強いか、というより、その辺りで見れないポケモンを見れるか、が大事。
とかいう前振りをしておいて何ですが、普通のチョッキガチグマです。レギュE初日の大会にしてはSを多めに振ってる(無振りハッサム-1)のだけが工夫かもしれない。この日の大会では一番Sを振っていたと信じてる。そのうち最速か準速祭りになるだろうけど。
努力値は、Hを16n-1の191まで振り、Sは振りたいけど初日だからまぁ+ハッサムには抜かれた方が得なこともあるな、のS84、Cほぼぶっぱ、余りDでチョッキ持ちなので偶数になるようCと調整してる。
相手のブエナ電磁波カミに対して後投げが一応できるのと、選出画面でガブと共に相手の電気タイプを牽制するのが仕事。まぁ浮いてる電気タイプ多いし氷テラバとか考えると牽制してるかは微妙だけど…
ウーラオスが出せない時の初手要員や、ガブリアスが出せない時の詰め要因として使うことが多い。
他に軸があり、構築の穴を埋める意味で言うとチョッキが一番使いやすいと思う。瞑想型とか流行ると思うけど、それはクマを軸にしないと作れないかな。
やたら初手に出てきてウーラオスを見てテラス切るガチグマによく当たったけどどうなんだろ。全く想定はしてなかったけど、2体目まで破壊されないようにすれば本構築のコンセプト的にはカモ。個人的には2手目3手目に出てくる方が強いと思ってる。
ノマテラ命の珠でハバタクカミやガチグマミラーを壊す型も使ったが、破壊力は十分なもののやはりSが遅くてDが低いのがネックで安定はしなかった。可能性は感じるんだけど。
「血のように赤い満月から、ありったけの気迫を撃ちだし、街の迷惑者を倒す。」
『あっ…これはあのー… "スカッとムーン" ですね。』
カイリュー
持ち物:こだわりメガネ
特性:マルチスケイル
テラスタイプ:飛行
167(4)-*-115-167(252+)-120-132(252)
テラバースト エアスラッシュ
一番語らせてほしい。
選出率的には5番目だが、構築の目玉。おもちゃと思われそうだが、おもちゃだとしても強すぎるおもちゃ。
ウーラオス・ガブリアスが通らない相手にめっぽう刺さる。なんなら相手から出てくる。そして飛行テラバで倒されても、相手はまだ真実に気付かない。テラバーストという技の匿名性が恐ろしい。
相手のヘイラッシャは首を傾げながら倒れていくし(一撃では落ちないけど他で削った後なら)、ヤバソチャのちからをすいとるは意味がないし、ウーラオスの襷カウンターはなぜか失敗する。
飛行テラバとエアスラの両採用は、僕がメガネカイリューをS1から使い続けた上での結論。基本的にメガネカイリューが使う技としては飛行技が8割なので、受け回し系の構築相手に崩し枠として使うなら匿名性のある飛行テラバ、対面の相手や特殊型がバレた後は電磁波カミとまひるみを狙えてテラスの必要がないエアスラッシュと、使い分けられるのが強い。
以前までは飛行技は飛行テラバだけで残りを流星群、大文字、10万ボルト、冷凍ビーム、ハイドロポンプあたりから欲しい技を拾っていたが、技範囲よりも飛行技を使いやすくした方が勝てることに気付いた。なんなら流星群を暴風にしようかなとまで考えてるのは内緒。
大文字は、意気揚々と出てきたアマガにブッ刺さる。あと副産物として増えてるハッサムにも。というかこうでもしないとこのパーティアマガ重すぎねマジで()
これまでにメガネカイリューを軸で組んだ構築は残念ながら強くはなかった。ただ、出す構築さえ選べばめちゃくちゃに破壊できることは分かっていた。その経験から、剣舞スケショガブの裏選出として今回活躍できたことは嬉しい。
「HPが満タンの時に受けるダメージ量が半分に…ならないよーんだ」
『あっ…これはあのー… "マルチスケイらない" ですね。」
ハッサム
持ち物:オボンのみ
特性:テクニシャン
テラスタイプ:鋼
177(252)-169(28+)-146(204)-*-103(20)-86(4)
バレットパンチ とんぼがえり
はたきおとす かわらわり
アローラキュウコンのために作った枠。こいつを入れてもなおアロキュウ展開は怪しくて、負けることもある。多分なんだけど、対面構築は完全に展開に寄った構築に弱い。
調整は偉い人のもの(原案はS個体値を落としていたがめんどくさくてやってない)で、瓦割り→剣舞が正しいし、ウーラオス意識のダブルウィングとかも強いんだけど、大会開始15分前に突然その枠を瓦割りに変えた。
それだけ、アローラキュウコン展開やべぇな、と思ったからである。そして、不思議なことに、初戦でアローラキュウコン+ジャラランガ展開に当たり、このハッサムがガン刺さりして何とか勝てた。15分前にヤバいことに気付いたのは、何かのお告げだったのか?と感じている。
ハッサムは現状使用率の割にそこまで強くはないと思っているし、アロキュウを見たら毎回投げるみたいなのは弱いからやりたくはないが、この構築は5体で割と完結しているので、まぁいいかなって感じではある。努力値はアロキュウ用ならもっと特防に寄せていい気もするけど。
ガチグマを食べ残しとかオボンとかの型にして、このハッサムをチョッキにした方がバランスはいいのかな。
「この前ボウリングに行ったんだけど、調子良くて、3回もハッサムとれちゃったよ」
『あっ…調子良すぎてストライクが進化してる…見たかったな…』
⑤選出
vs対面
出しにくいやつがいたらガチグマかカイリューをそこと入れ替え。ハッサムはアロキュウいないとあんまり出さない。
vs壁展開
ハッサムをどう出すかって感じ。アロキュウやオーロンゲが来ずに、裏展開が来てもハッサムの汎用性は保たれてるのでまぁまぁやれる。剣舞はほしいけど。
vs受けループ
カイリューが死ぬ気でヘイラッシャやクレベースを突破し、残りを物理で詰める。相手の物理受けがほぼ削れずにカイリューが特殊型なのに気付いたら99%負け。どこで飛行テラバや流星群をぶっぱするか次第。両刀じゃないからカイリューの対受けル性能はそこまで過信できない。
「君のハートに違法☆ダウンロード!」
『あっ…これはあのー…"宇宙海賊版ゴー☆ジャス"…ですね。』
⑥重いポケモン・改善点
上位勢の電磁波対策がしっかりしているパーティにはよく負けた。特に電気テラスカイリューや電気テラスパオジアン。このあたりと択にならないためにウーラオスを出したが、テラスなしで対応されるとその後結局厳しい。
あとは何より、電磁波×スケショで軸を組んでいる以上、命中不安に泣くことは多かった。当ててれば勝ちなのにって試合は多かったので、90%を外さないことに自信ある人が使うと最強の構築かもしれない。
「大久保裕オーサーオロナと、大久保龍フォスターの、2人組です。」
『あっ…これはシンプルにお笑いコンビ"ドンココ"の説明ですね。」
⑦最後に
半分構築記事、半分ネタ見せでしたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。
興味を持っていただけたら構築でもネタでもどっちでもいいんで使ってみてください。感想もお待ちしております。
最後にもう一度宣伝なのですが、
毎月第1日曜日に、僕とずましぃが主催する大会の、青春杯をTonamelにて開催しております。
こんな感じですが、運営はボケずに真面目にやってますので、安心してご参加ください。
来月(11月)は種族値499↓で行います。参加者数がいつもより少なくなると思うのでチャンスです笑
https://tonamel.com/competition/Gkf2A
ではまたお会いするとしようか。
ん?貴様ら、まだ本物のまぐねが喋っていると思っているのか。
あいつは今、監獄の中にいる。少々知りすぎてしまったようだな。哀れなやつだ。
ん?私かい?
私はな、
サムギョプサル田口だよ。
To Be Continued………
筆者の主な実績(SV)
22/11/26 パルデアオープン優勝
23/02/05 青春杯2nd(レギュレーションB大会)優勝
23/03/05 青春杯3rd(動画縛りあり大会)優勝
23/04/16 パルデアビギニング3位
23/06/17 千重波杯準優勝
23/10/01 青春杯10th(レギュレーションE)準優勝
ランクマはサボり散らかしててろくにやってないので聞かないでください笑
Special Thanks
逆ニッチェ
ドンココ
ハ◯サム山本